リーダーと聞いて思い出す人は誰ですか?
僕の場合、一人はご存知野村克也氏。
プロ野球界に名を残した、名選手・名監督です。広岡達朗や落合博満など他にも名監督はいましたが、やはりノムさんが断トツだと思っています。
当時、万年Bクラスのヤクルトを3年でリーグ優勝、4年で日本一に導いた実績やデータを駆使したID野球、名手古田などを育てた手腕、そして理論的な解説などなど、ノムさんの凄さに異論はないと思います。
この本は、そんな野村氏の組織・リーダー・人材育成に関するメソッドがいくつも端的に紹介されています。
どのメソッド・言葉・ボヤキ(笑)も、モノゴトの本質を突いていて、ウ~ンとうなずくほど重み・説得力があります。
ノムさんが言葉を発すると、その一つ一つを聞き逃すまいと思わず耳を集中させてしまいます。言葉の力や影響力をこれほどまでに感じさせる人はなかなかいません。言葉は言霊とも言いますしね。(もう実際に聞けないのは寂しい限りですが)
さて話は変わりますが、最近またやらかした本県知事の発言(いわゆる職業差別的発言)。
県民として情けなさを感じると同時に、リーダーの言葉は良くも悪くも影響力があることを再認識した次第です。
部下はその言葉を一生忘れません。そのことを世のリーダーは肝に銘じる必要があります。