先日、テストプレイ会に参加してきました。
プレイしたのは、県内西部のゲーム制作サークルが制作中の戦国時代をモチーフにしたトリックテイキング(カードゲーム)。
トリックテイキングとは、(一般的に)順番に手札を出していき強いカードを出した人がカードを総取りするゲームのことで、通称「トリテ」と呼ばれています。現在、このトリテを制作・プレイする人は、体感的に非常に増えています。
さてゲームは、親である「将軍」から順に手札を出していき、将軍と同じ種類(色)のカードを出した人の中で最も数字が大きな人が、次の将軍となりカードを総取りできます。
面白いのは、将軍になったプレイヤーが、将軍になれなかったプレイヤーへ「ご褒美」として任意のカードを恵むというルール。
ゲーム終了時に、獲得したカードのマジョリティによって得点が入るため、なるべく相手が得点に結びつかないようなカードを選ぶことになります。
また、将軍が出したカードと同種のカードの合計値より、それ以外の同種のカードの合計値が大きい場合、「謀反」が起こります。謀反が起こると、将軍が変わると同時に手札の上下が逆になります。カードには上下異なる数字が描かれていて、それによりガラッと戦況が変わったりします。謀反とは、世がひっくり返るくらいの一大イベントですからね。それをうまく表現されていると思いました。
ただマストフォローなので、計画的・戦略的に謀反を起こせない(手札を逆にできない)というのは少しモヤモヤ。
とはいえ、ゲームとしてはしっかり面白い。
「と、殿~ウチは農業に力を入れます!」とか「好きな褒美を差し上げよう!」とか「謀反、起こしちゃいます?」とか、各々好き勝手なセリフを言いながらプレイしというのもあって、かなり盛り上がりました。ま、このあたりはやる面子によりますかね。
ゲーム終了後、参加者から次のような改善提案が出ました。
・開始時の手札は5枚でなく7枚がいい
・切り札を覆すような仕掛けが欲しい
・カードのデザインをもっと見やすく
・切り札を使用した際のバグ発見
・セリフを言いながらやるルールとか
僕自身、リーダーシップゲームを制作する際、実に多くの人にテストプレイしてもらったのでよく分かるのですが、テストプレイは非常に大切です。その目的は大きく次の2つでしょうか。
・ゲームのブラッシュアップ
・ゲームのバグを見つける
あと、これは自分だけかもしれませんが、ゲーム制作中、最初は「これはいけるぞ!」と思っていても、段々「これって本当に面白いのかな?」といった感情が出てきました。感覚がマヒしてくるというか。
これを確認するためにもテストプレイは大切でしたね。
いやぁ実に良い刺激になりました。
現在、ず~と(1年以上)制作中のパワハラ防止研修ゲームですが、ようやく自分自身がワクワクできるテーマ・ゲーム性にたどり着きました。←長いにもほどがある
来月もテストプレイ会がありますが、それには間に合いませんが、着々と進めていきたいと思った次第です!
【おまけ】
テストプレイ会終了後は、残った人でゲーム会。
やってみたかった「デッドバイデイライト」もできました。
殺人鬼から逃げる、言ってみれば単なる鬼ごっこですが、なかなかフレーバーよく楽しめました。