白ブラスがBGGで1位に返り咲いた。
BGG(BOARD GAME GEEK)という世界中のボードゲームファンが愛用している巨大データベースサイトのファン投票において、ここ数年は2~3位に甘んじていたのだが、理由はよく分からないが最近1位に返り咲いた。
言うなれば、現時点で世界で最も人気と評価が高い対戦ゲームだ。
そんなめでたいこともあって、先日、1年半ぶりくらいに白ブラスを3人プレイした。僕以外の方は初見だったので、特に建設アクションでのネットワークの概念やリソースの消費方法などを細かくインスト。ここをしっかり伝えないと、混乱しやすいためゲームが楽しめない。逆にここを理解できれば、ブラスの8割方のルールを抑えたようなもんだ。
セットアップのランダム要素により、バーミンガム近辺の攻防が熱くなりそうだったので、そこを中心に前半はいつもの通りしゃがむ戦略。なるべく開発などしてレベルⅡの産業タイルを配置し、後半に備えバーミンガム周辺に石炭を備え、更に可能なら樽の建設と借金してでも手元のお金を増やしておきたい。(後半の鉄道の時代になったら、一気に2枚敷設のスタートダッシュを図りたい)
前半は3人とも建設と売却中心で進む。しめしめうまく売却できるぞ!と思っても、手番順の妙や相手に自分のリソースを使われ思う通りできなかったりして、そこがインタラクションがあって面白い。
で前半終了。レベルⅡの建設と石炭の建設はそれなりにできたが、全体的に手札のめぐり合わせがイマイチで、それ以外はなかなか当初の思惑どおりにならず。2位通過だったが、あえてしゃがんでいるので順位はいつも気にせず。後半の逆転を試みる。
後半は、なるべくバーミンガム中心に敷設を試みる。次第に3人とも手詰まり感でなかなか売却に至らず、急にペースがスローダウンし樽が余る次第。3人ともウ~ンとうなりながらワイルドカードに手を出す始末。僕も結局3回くらい使ったが、こんなのは初めてだ。
そんな中、少しずつ紡績所中心に建設・売却を進めていった。石炭と鉄は他の2人が積極的に建設したため市場の飽和状態が続き、開発がしやすかったのはありがたかった。(最終的にレベル4の紡績所を2つ建設することに成功した)
最終ターンではワイルド都市カードを使って樽を2つ建設し、最後の手札で紡績所とツボを一気に売却した。気持ちいい終わり方ができた。
敷設が少なくちょっと心配したが、一応トップでゴール。(まあ、経験者だからね)
他の2人も世界一のゲームを終え、面白さと「渋さ」を感じてもらえたようだった。(しかも今回は専用コインを使用!)
白ブラスは少し「緩い」設計なので、結局3人それぞれのテリトリーで回す感じになった。これはこれでプレイしやすいのだが、やっぱり黒ブラスの「キツイ」設計の方がインタラクションがあって自分好みだなということも改めて感じた。
でもなにわともあれ、祝BGG1位白ブラス!