最近、こんな本が発売された。
ゲームメカニクスなどが、分かりやすく紹介されている。
昭和テイストのイラストがまたいい味出していて、読み手の想像力を刺激する。何かアイデアを誘発してくれそうで、こういうのって意外と大事。見ているだけでも楽しい。
「ゲームメカニクス大全」という(ボドゲ制作者には)有名な本があるが、そちらはどちらかというと辞書的な使い方をする専門書といった感じだが、こちらは、ボドゲ制作初心者にも分かりやすい読み物といった感じだ。
ボドゲ制作初心者と言っても、肝心なメカニクスはいくつも紹介されていて、しかも僕がゲーム制作で結構重視している、テーマ性やストーリー性、独自性といったものの大切さについて、所々で触れられている。
ゲームは、メカニクスだけでもテーマ性だけでもダメで、両者が魅力的でないといいゲームとは言えない。本書では、そう言った、ゲーム制作の本質・楽しさみたいなものがよく伝わってくる。
最終章では、オリジナルゲームが4つ付いていて、自分なりにアレンジできたりする。
自分でルールを変えて、より面白くしようとするアレンジ力ってすごく大切。ボードゲームって、単に与えられるものでなく、自分なりに活かすことができるもの、そんなことも教えてくれる。
今は、同人やサークルでボードゲームを作る人が増えている中、こういう本はありがたい。ただでさえ、関連書籍が少ないからね。ボドゲ制作に興味がある人にはお勧めの一冊。