本の紹介。
元法政大学教授、坂本光司氏の経営哲学が詰まった良書。
坂本先生は国内外で講演されていて、僕はなるべく先生の話を聴く機会を得るよう努めている。
本書の内容の多くは、一度は聴いたことがあるものだが、そのエッセンスが体系的に一冊の本にまとまっている。
本の中で、結局、業績というのは、経営者の考え方・リーダーシップにつきると断言している。
今まで、それなりに多くの中小企業や経営者を見てきた僕も全く同感だ。結局は全て経営者次第なのだ。
そんな経営者が果たすべき役割は、次の5つという。
①方向の明示
②決断
③社員のやる気を高める
④自身が最も働く
⑤後継者の育成
先生が発起人である「日本で一番大切にしたい会社大賞」にも選ばれたことがある、本県の優良企業「沢根スプリング㈱」へ以前視察に伺った際にも、同社社長が同じ話をされていたのを思い出した。