現在、パワハラ研修用ゲームの企画開発をそれこそ毎日のようにやっている。
動画や自宅の棚のボドゲをチェックしては、「これいけるかも!」とアイデア出しはするも、なかなか「これだ!」というものにたどり着けていない。
アイデアが浮かんでは消え浮かんでは消え、三歩進んでは二歩下がるみたいな状況で、正直悶々としている。
前回テストプレイしたプロトタイプは、いわゆるワーカープレイスメント形式でカードを獲得するルールを取り入れた。
このルールは「パズル要素」であり、パズル要素は中量級以上のユーロゲームによく見られる特徴だ。
ユーロゲーは、言い換えれば複雑なパズル。パズル要素はゲーム性を高める重要な要素だけど、パズル要素が強いほど、通常「テーマ性」とかけ離れていく。
ゲーマー向けのゲームならパズル要素をどれだけ盛り込もうと全く問題ないけど、当社が制作するのは研修用ゲーム。
プレイを通じて「これって、あるある!」といった共感を感じてもらうのが大切だと思っている。それがテーマ性。
方やパズル要素はゲームとしては面白さを高めるが、過ぎるとゲームを難しくさせ、更に「これって何のためにやっているの?」という疑問が生まれ、ゲーム自体への理解の妨げにもなってしまう。
テーマ性とゲーム性のバランス、あ~悩ましい!