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アンガーマネジメント~見るだけノート

先日のブログでも書いたとおり、今パワハラ研修用のゲームを企画している。

そんな中、パワハラに関する書籍を購入してみた。

 

タイトルこそアンガーマネジメントとなっているが、怒りについての誤解・なぜ怒りが生まれるのか・怒りの扱い方・怒りの感情のコントロール等、その内容は多岐にわたっていて、なかなか参考になった。

 

怒りが生まれる要因として、「コアビリーフ」(ゆずれない価値観)というものがある。「~べきだ」「~して当然だ」といった価値観だ。自分も結構あるんじゃないだろうか…

例えば待ち合わせ時間について、「時間通りに間に合えばよい」という人もいれば、「5分前までには着くべきだ」という人もいれば、「10分前までには着くべきだ」という人もいる。人によってコアビリーフが違うことに気づくのは大切なポイント。

 

更に、人にはそれぞれ許容範囲がある。

例えば「5分前までに着けばよい」と思う人は、相手が5分過ぎて遅れてもすぐに怒ることはなく、「まぁ10分くらいなら許せるな」といった許容範囲がある。なるほど、確かに。この許容範囲を意識することが、アンガーマネジメントでは大切になる。

コアビリーフを書き出し、お互いに共有するワークは、研修効果が高そうだ。

 

人は、怒りの原因は相手や外部にあると思いがちだが、実は自分自身の中にある。

例えば「自己受容力」が低い人は、自分を認められない→自信がもてない→自己防衛反応で怒るといった傾向がある。

或いは、怒りの原因が期待を裏切られた失望感や悲しみ、人への嫉妬心、多忙等、いわゆる「一次感情」が原因になっていたりする。そこに意識をもっていくと、怒りをコントロールできるかもしれない。この一次感情、個人的には今一番関心が高いところ。(人の心理ってヤツね)

 

アンガーマネジメント(テクニック)については、怒りの数値化・コーピングマントラ・客観視(実況中継)とかいろいろある。自分なりのテクニックを身につけておくことは大切だ。ちなみに僕は普段、いったん中断したりその場を離れてクールダウンする・怒った後の恥ずかしい感じを先にイメージする、といったことを意識している。

アンガーログや「べきログ」、サクセスログなどは手間がかかるためハードルは高そうだが、その効果は興味がある。一度試しにやってみようか。

 

怒りの感情をコントロールすることも大切だが、ため込むとストレスになり、体調不良や自傷行為にもつながりかねない。

そこで大切なのが、相手を尊重しつつ自分の感情や事実を率直に伝える、いわゆるアサーティブなコミュニケーション力だ。ただアサーションは必ずしも結果が伴うわけではないため、結果よりも「相手にきちんと伝えられた」ことを目標にするのがよいらしい。なるほど。

 

 

ゲームの進捗状況は、まだまだアイデア出しの状況だが(とは言え方向性はかなり固まってきている)、当書籍はゲームの要素を考える上で結構参考になりそうだ。


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