あるサイトで、そんな投稿を見た。
僕なりの結論を言ってしまえば、「ボードゲームは教育に良い効果をもたらすことはあると思うが、教育にボードゲームは必ずしも必要ない」。
但しこれは、通常娯楽として楽しむボードゲームを前提とした場合の話。
海外で年間に発表される新作は、700個とも1000個とも言われるが、これらのほとんどは、恐らく教育目的でなく娯楽目的で制作されるものだろう。
そんな娯楽目的のボドゲであっても、場合によっては教育効果がある要素を含むものもあると感じる。
例えば、
・カタン 交渉という要素がある。人との駆け引きやコミュニケーションが体験できる。
・アルママータ カードのコンボにより得点を伸ばす。論理的思考力が必要になる。
さて、当社が企画開発提案するボードゲームは、娯楽目的ではなく教育目的だ。(ゲーム性も追求しているという点では、娯楽性を全く否定しないが)
先日も知人らにテストプレイしてもらったのだが、ルール把握に最初は苦労していたが、ゲーム終了後のフィードバックでは、かなり研修効果を実感してもらえたようだった。
特に、リーダーレベルの仕掛けのところ。Mのレベルを上げる場合、あえて一手間かかるようにしていて、Pよりも上げにくくしているのだが、これは実際の世のリーダー像を反映させ、プレイヤーに気づきを促したかったからだ。
一般的にリーダーは、Pの能力は備わっているが、Mの能力が高いとは限らない。むしろMの能力を発揮することが苦手なリーダーも多いと思う。
リーダーとして成長するには、PだけでなくMの能力も発揮する必要があることを、ゲームを通じて気づいてもらう。体験によって脳裏に焼き付くので、「研修転移」を十分期待できると思う。
「ボードゲームって、思った以上に教育に有効ですね」って言われるような作品と研修を提供していきたい。