今、ゲーム化したいなと思っているテーマは３つほどある。
１つ目がコミュニケーション。
世の中、コミュニケーション系のボドゲ（パーティゲームやカードゲーム）はたくさんある。共通のワードを探したり、イラストを描いて当てっこしたり、お題に対して小道具で表現したり…いずれにせよ、コミュニケーションはいつでもどこでもニーズはある。
当社が今考えているのは、「ジョハリの窓」をモチーフとしたコミュニケーションゲームだ。あの窓（フレームワーク）、どう見てもボードに見えてしまうのは僕だけ？
２つ目がパワハラ。
人がパワハラに至るまでの感情や心理状態、職場環境にスポットを当てる。人はネガティブな感情が「心のコップ」に溜まっていき、やがてそれが溢れ出るとパワハラが顕在化する。それをゲームを通じて表現したい。
パワハラはやっちゃいかんのです、という研修がほとんどだが、チーム内で上司部下の関係を作り、ゲームの中でパワハラを（する側もされる側も）あえて体験してもらう。その方が、よりリアルな気づきが得られると思う。アンガーマネジメントやアサーション、アンコンシャスバイアスといったファクターもうまく取り入れたい。
パワハラ防止法が施行されるというタイミングや、「ザ・リーダーシップ～財宝を探せ」に続くリーダー研修として、企業へアプローチしやすい点を考慮し、目下、当社第二作目として企画開発中だ。
３つ目がキャリアプラン。
対象は、学生や若手社員。まぁ言ってしまえば「現代版人生ゲーム」（笑）でも己の道は、ダイスやルーレットで決まるのでなく、あくまで自分の意思で決める。「信じれば夢は叶う」じゃなくて、「きちんと現実を見よう」的な軸足が重要。
自分のキャリアを考えるきっかけになってくれれば。
アイデアを形にするのは地道で大変な作業だが、生みの苦しみ≒楽しみでもある。